観光
東峰村の交流の場
「いぶき館」は、筑豊の石炭王・伊藤伝右衛門が、現在の飯塚市にあった邸宅の一部を宝珠山紙屋に移築して造った、宝珠山炭坑幹部社員の社交場「炭坑クラブ」を復元した建物です。伊藤伝右衛門が宝珠山炭鉱を買収し、本格的な炭鉱開発を始めたのは、明治45年(1912)のことでした。 昭和38年(1963)に炭坑は閉山しましたが、その後「炭坑クラブ」は現在地に移築され、料理旅館「ほうしゅ山荘」として平成12年(2000)まで営業していました。 「いぶき館」は炭鉱でにぎわった大正・昭和時代から現代までの宝珠山の歴史を見守ってきた建物なのです。
現在は、修験の精神文化や炭鉱時代の歴史展示などを中心とした交流の場となっています。