観光
やきもののルーツをたどる窯跡
●釜床1号古窯跡
小石原鼓地区にある高取焼宗家の東方の山裾にあります。記録によると高取焼二代目高取八蔵父子が17世紀後半に造った小石原鼓高取焼窯です。発掘調査により、胴木間(燃焼室)が欠損していましたが六つの焼成室が残る推定全長15m・幅2.2m前後の連房式登窯が見つかりました。現在は埋め戻して保存しています。出土した製品には、茶入・茶碗・花入などの茶道具と青磁の皿がありました。
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原鼓字釜床
●一本杉2号古窯跡
小石原皿山地区の入口にあるギャラリー小石原の南側にあります。寛文9年(1969)あるいは貞享年中に高取焼初代高取八蔵の孫にあたる高取八之丞が移り住んで開いた窯です。発掘調査により、胴木間と6焼成室からなる全長20mほどの連房式登窯が見つかりました。出土した製品には、擂鉢・片口が主で他に・瓶・壺・甕などと茶道具の水指・建水がありました。現在は、窯体を復元して周辺を公園化しています。
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原字狐尾