観光
修験者が植えた杉の穂が大木に
樹齢200~600年と言われる約4.68haにわたる見事な杉の巨木群。修験道が盛んだった昔、この地域も修験者の重要な修験の場でした。修験者は峰入修行する際に杉の穂を植える習わしがあり、その杉が長い年月をかけて育ったものが「行者杉」と呼ばれています。
行者杉の中でも、行者の父として「大王杉」と名付けられた巨木は、樹高 約55m、幹周り 8.3m、推定樹齢 600 歳で、林野庁 の『森の巨人たち百選』に選ばれています。「大王杉」の他にも、行者の母と呼ばれる「霊験杉」や「境目杉」、「鬼杉」などが天空を目指して真っ直ぐに伸び、はるか上空で枝葉が空を覆い尽くしています。
遊歩道も整備されていて、雄大な木々のなかを散策出来ます。